1868年に書かれたこのワルツには、深い緑におおわれたウィーンの森に対するシュトラウスの愛情がこめられています。当時のウィーンには、新しいワインが出来上がる季節になると人々は郊外にあるホイリゲと呼ばれる酒場にでかけ、戸外で新鮮な空気を吸いながら新酒を楽しむ習慣がありました。こうして楽しいひとときを過ごす人々の情景が、生き生きとした旋律のなかによく表れています。
演奏会実行委員